東北初の女性知事として

プロフィール

吉村 美栄子山形県知事

昭和26年大江町生まれ。株式会社リクルートに入社。妊娠を機に退職。子育てのかたわら昭和56年行政書士の資格を取得。平成21年東北地方としては初めての女性知事として山形県知事に就任。長男、義母と同居。

知事になるまで

 私は大学で教育心理学を専攻し、卒業後は東京の企業に3年ほど勤めました。その間に、結婚し、妊娠8カ月で退社して山形に帰郷、その後は、専業主婦として娘と息子の子育てを楽しみました。夫は、弁護士を開業しておりましたが、病気になり、45歳で亡くなりました。今まででそれが一番つらかったことです。どなたの人生でも大きな出来事、節目を迎えることがあると思いますが、私にとって乗り越えていく時に支えとなったのは家族の存在です。子ども達や義父母と絆を深く、助け合ってやってきました。
 その後、私は社会復帰を決断し、山形市の教育相談員の仕事から、県の教育委員に推挙され、山形県総合政策審議会委員や山形県入札監視委員会委員など、いろいろな役割を引き受けました。
 当時は審議会に女性の委員が少なかったので、女性の率を高めたいという思いもありました。私は好奇心が強いので、様々なことにチャレンジして新たなことを吸収し、また自分の考えを発信するという貴重な経験をさせていただいたと思っています。
 そして平成12年に行政書士事務所を開業しました。以前に長女の出産後、資格を取っていたことが役立ちました。

知事就任

 平成21年2月に、東北初の女性知事に就任しました。知事選へ立候補したあの時は人生の転換期だったと思います。57歳でしたが、自分がチャンスだと思った時が好機なのであって、年齢は関係ないと思います。
 家族も含め、周囲の反応は様々でした。結局、「山形を良くしたい」という強い気持ちと、「子ども達に人間としての生き様を見せたい」との思いで出馬を決めました。決めた後は、子ども達も義父母も私を支え、応援してくれたことが心強かったですね。
 私が知事に就任したことで、県民、特に女性の方々が政治を身近なものとして受け取られるようになったとお聞きするようになりました。
 また、小学生など子ども達にも「自分も知事になりたい。」、「女性初の総理大臣になりたい。」などと誰にでも将来いろいろな可能性があると考えてもらえるようになったことが女性知事効果かな。

知事としての想い

 毎日、山形県民が幸せになれるように、山形県が発展するようにと祈りながら全力で県政にまい進しています。大震災後は、東北が復興するようにという祈りも加わりました。

Work & Home Life in Yamagata
山形での仕事と子育てロールモデル集 2016年 発行
山形県子育て推進部若者支援・男女共同参画課